今回紹介するボードゲームは『FOGSITE』です。

『ゲームマーケット大賞2019』にも選ばれたお墨付きのゲーム。
かなり遊びやすい非対称ゲームとなっており、多くの方が楽しめる作品となっています。

こんな人にオススメ!

  • 迷路を探索するのが好き
  • ダンジョンを作るのが好き
  • 協力できるゲームが欲しい
  • GMをやってみたい


目次

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FOGSITEとは

あなたたちは、古代遺跡の秘密を探る調査隊です。

濃霧の立ち込める遺跡内を調査したあなたたちは、ついに古代文明が産んた驚異の異物を入手することに成功しました!

しかし喜びもつかの間、調査隊は突如として目覚めた遺跡の番人ガーディアンに襲われ、迷宮のような遺跡内で散り散りになってしまいます。

絶体絶命のその時、手にした異物が不思議な輝きを放ち始めました……。

あなたたちは古代文明と対峙し、手にした異物を駆使した仲間たちと共に遺跡から脱出しなくてはなりません。

さあ、果たして無事に移籍を脱出し、この大発見を持ち帰ることが出来るのでしょうか?

はたまた、蘇った古代文明の力によって帰らぬ人となってしまうのでしょうか?

全てはあたたたちの知恵と勇気にかかっています。

 

SoLunerG

プレイヤーの一人がガーディアン(GM)となり、迷路を作成。
他のプレイヤーが探索者(PL)となり、GMの作成した迷路を脱出するという非対称ゲームです。


パッケージ

パッケージ パッケージ

とても『遺跡』『ガーディアン』って感じのパッケージ。
うっすらと霧も出ててますね(濃霧ってほどではないですが)


ゲームの説明

基本的な流れとしては、ガーディアンのターンと探索者のターンを交互に行っていきます。

  • ガーディアンのターン
    • 移動と攻撃判定
  • 探索者のターン(任意のプレイヤーから)
    • 探索(失敗するまで行動可能)
    • 移動(探索が失敗するまで行動可能)
    • アイテムの使用 or 譲渡(どちらか1回)

探索者がターン終了時に『脱出』を宣言し、脱出に成功( = 全探索者が同じマスにいる)で探索者の勝利となります。

『脱出』に失敗、または時間切れになったらガーディアンの勝利です。


セットアップ 〜ガーディアン側〜

迷路の作成 迷路の作成

探索者のスタート位置のパネルと、道・内壁のパネルを組み合わせて5×5の迷路を作成します。

この時「内壁は6個以上配置する」「孤立した道を作らない」といった条件を満たした迷路にする必要があります。

プレイ中は迷路を囲う プレイ中は迷路を囲う

ゲームプレイ中は上記のように探索者とガーディアンのコマを迷路の上に置き、現在位置を反映させます。
また、パッケージの上蓋と黒い仕切紙を組み合わせて周りから迷路が見えないようにします。


セットアップ 〜探索者側〜

探索者マップ 探索者マップ

各プレイヤーは探索者マップを1枚持ち、自分の駒と初期位置タイルを中央に配置します。

初期状態では周りの様子が全くわからない、霧に包まれているような状態。
ここから徐々に探索をしていくことになります。

アイテムカード アイテムカード

またゲーム開始時にアイテムカードを1枚ずつランダムで入手します。

探索について

探索中のマップ 探索中のマップ

探索者は、東西南北のうち1方向を選択し『探索』を行うことができます。
その探索により、『道』か『壁』かをGMから聞いてタイルを配置していき、上記写真のように迷路を徐々に探索していきます。

『道』だった場合は続けて探索・移動を行うことができます。


プレイした感想

自分で迷路を作るのが楽しい!

ガーディアン側だけの楽しみとしては、とにかくマップを作ること
RPGツクールでダンジョンを作ったり、スーパーマリオメーカーでステージを作るのが楽しいという方であれば、ここは絶対楽しいと感じられる部分だと思います!

なんとなく自分の作ったゲームで遊んでもらっている感じに近いです。(もちろんFOGSITE自体は自分の作ったものではないですけど)。
自分の作った盤面の上を、探索者が悩みながら右往左往している様子を見るのが非常に面白かったです。

また、作った迷路を複雑にすればするほどガーディアンも移動がしづらくなるという点がゲームバランス的にいいなぁと。


なにも見えなかった迷路が徐々に鮮明になっていく感動

探索者側の最初の状態はまるで霧がかかったように道が見えず、手あたり次第探索していくしかないのですが、徐々に「ここはこういう形かな?」というのが見えてくるのが楽しく感じました。

特に他のプレイヤーと壁の位置とかが一致して、迷路の全景が見えてきたときの高揚感がすごい(笑)

ダンジョンを探索したり、マッピングしたりするのが好きな方は探索者プレイを楽しめること間違いなしでしょう。


ガーディアン側はやることが少ないので退屈かも?

最初に迷路を作る大仕事が終わってしまうと、後はガーディアンの移動・攻撃処理のみ。
特に悩んで行動する、といったことがないため退屈に感じる方はいるかもしれません。

しかし、これは逆に言えば「探索者側のダウンタイムが少ない」「複雑な動きが無いので初心者でもGM(ガーディアン)を担当しやすい」と言えますね。

他の非対称ゲームやTRPGで「GMはちょっと荷が重くて手が出せない」と思っていた方も、FOGSITEならまず間違いなく大丈夫でしょう!

やることが少なくても、探索者のプレイを見てニヤニヤできるタイプの人間なら、待ち時間もすごく楽しめると思います。


適度な難易度

FOGSITEはGM(ガーディアン)側が有利ということは決して無く、かといって探索者側がヌルゲーなほど簡単ではないちょうどいいバランスだと感じました。

と言うのも、3ゲームほどプレイして3回ともガーディアンの敗北(あと1ターンあればガーディアンの勝利だった)というゲーム展開だったため。
かなり苦労してバランス調整したんだろうなぁ、と感じ取りましたね。

また難易度調整のためのバリアントルールが何種類もあるので、相手に合わせて難易度調整できるのもありがたいです。
繰り返しプレイする時など、徐々にガーディアンを強くしていくのも面白そう。


理想的な『協力ゲーム』の要素

FOGSITEは僕が個人的に思っている協力ゲームの問題点をうまいこと解決しているなぁという印象を受けました。


話し合いが必須

ゲームシステム上話し合わないとクリアは不可能とも言えます。
そのため必ず探索者同士での話し合いが発生し、「協力ゲームをしている感」が非常に強いなぁと思いました。

また会話のタイミングもターン開始時に「今回はこういう風に動こう」と言って終わりではなく、探索の結果を確認しながら「ここが壁だったから、こっちも壁じゃないかな?」と言ったように会話するタイミングが多いのも良いですね。


責任問題

探索者側の目標が『全員で脱出すること』なので、誰か一人に責任を押し付けられないのがよいですね。

ガーディアンが「誰を攻撃したかはわからない」というシステムも相まって、「〇〇さんがダメだったから負けた」ってことが無さそうです。


奉行問題

協力ゲームでは経験者プレイヤーが未経験プレイヤーに指示をするといった「奉行」「指示厨」が問題として挙げられることがあります。

FOGSITEでは、ある程度動き方のセオリーとかは出来上がってくるかもしれませんが、『絶対正しい行動』みたいな行動がほとんど無さそうに思ったため、そういった問題もあまり発生しなさそうです。

探索をすれば『壁』か『道』であるという情報は必ず手に入るので、致命的な失敗がないというのも大きいでしょう。


まとめ

こんな人にオススメ!

  • 迷路を探索するのが好き
  • ダンジョンを作るのが好き
  • 協力できるゲームが欲しい
  • GMをやってみたい


今から手に入れるのは難しいかもしれませんが、近いうちに企業から発売されるかもしれません。
チャンスがあればぜひ触ってみて欲しい作品です!