今回は2017年末に発売された『サイズ - 大鎌戦役(Scythe)』の紹介になります。
芸術的なイラストや、そこに描かれるメック(ロボット)に目を惹かれる作品ですね。
箱の大きさや広大なマップとは裏腹に、比較的遊びやすい重ゲーとなっています。

こんな人にオススメ!

  • 重量級ゲームに手を出してみたい
  • ロボットや戦争のようなテーマが好き
  • 所有欲を満たせるボードゲームが欲しい


目次

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サイズ - 大鎌戦役(Scythe)とは

パッケージ パッケージ

『サイズ』は1920年代のもうひとつの世界の舞台にした、重量級4X(探検・拡大・開発・破壊)ゲームである。
そこは農業と戦争の時代、そして傷ついた心と古びた兵器、発明と勇気の時代であった。
欧州に積もる雪は人類最初の世界大戦の灰で黒ずんでいた。
かの大戦に重装甲兵器《メック》を送り込んだ「ファクトリー」と呼ばれる大都市国家はその門戸を閉ざし、近隣国家に注視されていた。
戦場へと赴く五カ国のうち、自分の帝国を東欧の支配者にまで成長させ、富と名声を得るのは誰か?

アークライトゲームズより発売されている、重量級ボードゲーム。
大きなボードやメックと呼ばれるロボットのコマといったコンポーネント、パッケージから見て取れる世界観、そして某レビューサイトでの高評価などなど様々な要因から注目されていた作品です。

ゲームの説明

各プレイヤーはそれぞれ一つの国を発展させていくことが目的となります。
資源をたくさん保有したり、国の領土を広げたり……その手段は様々。
領土を広げる過程で他の国と戦争をすることも。
戦争を避けるために領土をあまり広げずに資源を生産し続けるプレイングもできるので、様子を見て戦略を買えていくのも大切そう。

ゲームボード ゲームボード

ボードはこのようになっていて、うっすら見える六角形が1マス。
このボード上でコマを動かし、国を動かします。
 

ボード上のコマについて

コマ コマ

動かせるコマはこの3種類。
一番左のコマは『キャラクター』と呼ばれ、国のリーダー的な存在です。
このコマがボードの中央にある『ファクトリー』と呼ばれるマスに到達すると、色々と有利になります(詳細は省きます)。

真ん中のコマが『メック』と呼ばれるロボット。
後述する労働者を運搬するのが主な仕事ですかね。
このメックを開発することで、国として様々な特殊能力を得ることも出来ます。

一番右のコマが『労働者』です。
戦闘はできませんが、資源の生産からメックの開発まで何でもこなす、国には欠かせない存在。
この労働者をうまく扱うことがとっても大切でしょう。

ゲームの勝敗について

最終的には所持しているお金が最も多い国が勝利となります。
支配した土地や建設した施設などもゲーム終了時にはボーナスとしてお金を貰うことに繋がるため、どのようにお金を稼いでいくかが重要ですね。

目標一覧 目標一覧

ゲームの終了条件としては、ボードの左上に書かれている『10個の目標のうち、誰かが6つ達成する』こと。
目標というのは「メックを4体開発する」「戦闘に勝利する」といった感じの項目です。
この目標は達成すればするほど、ゲーム終了時のボーナスが増えるので積極的に狙っていきましょう。

ボーナス

ゲーム終了時のボーナス ゲーム終了時のボーナス

ゲーム終了時には、このボーナス表に沿ってボーナスが得られます。
一番左の0〜18まで数値があるのが『住民からの信用』を表す数値で、ゲーム中にかなり変動します。
この信用が高ければ高いほどボーナスで貰えるお金が大幅に増えるため、どんどん信用を得ていきたいところ。

この信用の数値に応じて「達成した目標の数」「支配している土地の数」「持っている資源の数」を評価してお金を貰うようになっています。

ゲームの進行について

やれることの多いゲームですが、進行自体は単純。

個人ボード 個人ボード

自分のターンが来たら、各プレイヤーに与えられた上記のボードから、行いたいアクションを選択するだけです。

各アクションについて 各アクションについて

ボードには4つの枠があり、それぞれに上段アクションと下段アクションが一つずつ書かれています。
プレイヤーはこの枠から一つを選び、その枠内に書かれている上段・下段アクションを実行していきます。

上段アクションは移動や資源の生産といった基本的な行動がメイン。
下段アクションは、資源を消費することでメックを造ったり施設を建てたりするアクションとなっています。


簡単な説明になりましたが、大まかなルールとしてはこんな感じ。

感想

所有欲を満たせる!

ここまで大きくて高いボードゲームを買いたくなる理由としては、やっぱりこれが大きいでしょう(笑)
ボードゲームとしては精巧に作られたミニチュアや、細かなところまで描かれていて世界観をしっかり表現しているイラストなど、これ以上所有欲を満たせるボードゲームはなかなかないはず。

特に、こういった世界観が好物な人にとってはたまらないでしょう。

また各種拡張はもちろん、マニア向け?にメタルコインやリアリスティックトークンなども(海外では)発売されており、際限なくこの世界に入り込むができるというのも他のボードゲームにない魅力でしょう。
その分財布はどんどん薄くなっていくのが欠点ですけどね。

思ったよりプレイしやすい!

重量級ゲームなのでプレイ時間はかかってしまいますが、決して難しいということはありませんでした。
先述した通り、アクション自体はとてもシンプルです。

ただ初回プレイだと『目的』が見えづらく、「何をしたらいいかわからない!」となるかも。
初めてプレイする方にはそのあたりをうまくフォローできると良いかと思います。

序盤は単調、中盤からが本番

国と個人ボードはランダムで配られるのですが、組み合わせとしては5×5の25パターン。
川を渡れない序盤では、ランダム要素も『遭遇』しかないためある程度プレイするとパターン化されてしまうかも。
(拡張で補完はできます)

しかし、その単調さを覆せるほどに中盤以降が面白いです。
「10個のうち、どの6つの目標を達成するのか」が相手の動き方や自分の目的カードに左右されるため、ここがパターン化されることはないでしょう。

『ファクトリーカード』の存在もあり、最終的にお金を稼ぐ方法もプレイ毎によって最適解が変わってくるため、リプレイ性は非常に高いと言えます。

国の強弱がある

国ごとに特殊能力が異なっているのですが、それによりどうしても強弱が出てしまいます。
(赤が強くて、他はそこそこって感じ)

とは言え、めっちゃ差が出るかと言われればそんなこともありません。
実際、何回かプレイして赤ばかり勝つかと言われればそうでもないなぁという印象です。

運要素が少ないゲームでそこまで差が大きくないなら、むしろ十分ではないかなと個人的には思います。

それに加え、強いと言われる赤は初心者でも使いやすいという面もあるため、初プレイの方に赤をプレイさせてあげるとちょうどいいかなと。

人数によってプレイ感が異なる

二人プレイだと土地が広く使えるためなかなか戦闘をすることがありませんでしたが、5人プレイでは逆にマップがきつきつ。
いつ戦闘が起こってもおかしくない状況になります。

ただそれだけの違いなのですが、これが結構大きく感じました。
戦闘で消耗している相手に対して戦闘を持ちかけるのが有効といえば有効なため、自分だけでなく相手の動きを確認しておくのが5人プレイだと大事だなぁと。

そういうこともあり、相手に負けない戦力を確保しつつもここぞという時にしか戦闘しない感じが、ちょっとした冷戦みたいな雰囲気で個人的には気に入っています。
 

まとめ

こんな人にオススメ!

  • 重量級ゲームに手を出してみたい
  • ロボットや戦争のようなテーマが好き
  • 所有欲を満たせるボードゲームが欲しい


重量級ボードゲームではありますが、その中でも比較的とっつきやすいゲームかと思います。
初心者の方が手を出すのはハードルが高いかと思いますが、パッケージの雰囲気などで興味を持ったら是非手にとって見て欲しいゲームです。